1 ✕ 「銃砲刀剣類登録規則が文化財的価値のある刀剣類の鑑定基準として、美術品として文化財的価値を有する日本刀に限る旨を定め、・・・銃砲刀剣類所持等取締法の趣旨に沿う合理性を有する鑑定基準を定めたものというべきであるから、これをもって法の委任の趣旨を逸脱する無効のものということはできない。」(銃砲刀剣類登録規則 最判平2.2.1)
2 ✕ 「被勾留者も当該拘禁関係に伴う一定の制約の範囲外においては原則として一般市民としての自由を保障されるのであり、・・・法が一律に幼年者と被勾留者との接見を禁止すること予定し、容認しているものと解することは、困難である。 ・・・監獄法50条の委任の範囲を超えた無効のものというほかはない。」(監獄法施行規則 最判平3.7.9)
3 〇 (児童扶養手当法施行令 最判平14.1.31)
4 ✕ 「地方自治法85条1項は、専ら解職の投票に関する規定であり、・・・解職の請求についてまで政令で規定することを許容するものということはできない。・・・その資格制限が請求手続にまで及ぼされる限りで無効と解するのが相当である。」(地方自治法施行令 最大判平21.11.18)
5 ✕ 「新薬事法施行規則のうち、店舗販売業者に対し、・・・郵便等販売を一律に禁止することとなる限度において、新薬事法の趣旨に適合するものではなく、新薬事法の委任の範囲を逸脱した違法なものとして無効というべきである。」(新薬事法施行規則 最判平25.1.11)