ア 〇 (京都府学連事件 最大判昭44.12.24)
イ ✕ 「警察官が、正当な理由もないのに、個人の容ぼう等を撮影することは、許されないものといわなければならない。・・・次のような場合には、撮影される本人の同意がなく、また裁判官の令状がなくても、警察官による個人の容ぼう等の撮影が許容されるものと解すべきである。すなわち、現に犯罪が行われ若しくは行われたのち間がないと認められる場合であって、しかも証拠保全の必要性及び緊急性があり、かつその撮影が一般的に許容される限度をこえない相当な方法をもって行われるときである。」(京都府学連事件 最大判昭44.12.24)
ウ 〇 (前科照会事件 最判昭56.4.14)
エ 〇 (ノンフィクション逆転事件 最判平6.2.8)
オ ✕ 「指紋は、指先の紋様であり、それ自体では個人の私生活や人格、思想、信条、良心等個人の内心に関する情報となるものではないが、・・・国家機関が正当な理由もなく指紋の押なつを強制することは、同条の趣旨に反して許されず、また、右の自由の保障は我が国に在留する外国人にも等しく及ぶと解される。」(指紋押なつ拒否事件 最判平7.12.15)
以上より、誤っているものはイとオなので、正解は3である。